「MooRER」展示会
目次
概要
GINZASIXにて約2カ月間にわたり開催されている「MooRER」の展示会に携わらせていただきました。従来の展示会と差別化を図りつつ、ブランドの世界観に合わせた空間演出を行った事例です。
課題・ご要望
- ブランドの雰囲気に合うシックでかっこいい空間演出をしたい
- 従来の展示会と差別化を図りたい
- メンズとレディースでエリアを分けたい
実施内容・解決策
会場となる館のレギュレーションの中で最大限ブランドイメージを訴求し、従来との印象をガラッと変える空間にしたいというご要望を同時に叶えた展示会の空間演出の事例です。
実施した内容としては大きく分けて3つ
- イメージを統一させるインパクトのある空間演出
- お客様の動線を考えた什器およびトルソーのレイアウト
- 立地を最大限活用したエスカレーター側のお客様へのブランド訴求
イメージを統一させるインパクトのある空間演出
従来は正方形のストックルームを採用していましたが、空間全体のインパクトの強化とスタイリッシュさを演出するため横長にしました。
横長のストックルームをつくるにあたり、通路幅が狭くなることでスムーズな動線を確保できるのかという部分が議題に上がりました。そこで展示する商品数から逆算し商品数に適したハンガーラックを選定することで、余分なスペースを省き、お客様の動線を確保しています。
演出上の工夫としては、従来のものには無かった屋根や間接照明を付けることで凝ったつくりに仕上げ、空間全体のクオリティを底上げしています。ストックルーム自体にハンガーパイプを設置することで、保管場所としての役割だけではなく商品を掲示できるスペースとして活用できるものをご提案させていただきました。
お客様の動線を考えた什器およびトルソーのレイアウト
展示会場の前を通られるお客様の動線を想定し、より視認率の高い場所にメインとなる商品をディスプレイする什器やトルソーを配置。目的来店のお客様だけでなく、偶然会場の前を通られたお客様にも立ち寄っていただけるような空間づくりで、集客率UPを狙っています。
立地を最大限活用したエスカレーター側のお客様へのブランド訴求
本展示会がエスカレーターに面したスペースでの開催のため、従来は使用していなかったエスカレーター側のガラス面を活用しました。展示会場内だけでなく、エスカレーター側からもブランド名が一目で分かるように両面仕様のシートを貼り、スペース全体の統一感を図るとともに、販促部分を拡大させ、お客様の呼び込みに繋げました。デザインからレイアウト、製作施工まで弊社で担わせていただき、実際にお客様からは従来と雰囲気の異なる展示会が出来上がったとのありがたい声をいただきました。
実施内容一部ご紹介
ブランドについて
MooRER
MooRER(ムーレー)は、1999年イタリアのヴェローナにて創業したラグジュアリーアウターブランドです。
詳しくはこちら▼
https://www.moorer.clothing/jp/ja/
展示会は2024年1月16日まで開催中!
プロジェクトメンバー
Project Manager:鈴木 みのり
Designer:船田 奈津子