某大手百貨店における空間品質調査事例のご紹介
目次
概要
コロナ禍を経て、リアルの価値が再認識される中、百貨店という空間を「過ごしたい場所・行きたい場所」にすることで絶対的なリアルの価値の強化を進めていきたい。そのために「雰囲気」や「心地よさ」などの売上指標に直接的には現れづらい「空間の価値」を評価し、データとして見える化することでPDCAを回していきたい。
課題・ご要望
百貨店を単なる買い物をする場所から、「過ごしたい場所・行きたい場所」に変えていきたい
そのために「雰囲気」や「心地よさ」のような印象を評価する仕組みづくりをする必要がある
空間の品質という感性的な評価を計測できる会社が業界にはいない
調査設計のノウハウと空間構築のノウハウを活用した調査をゼロから創り、空間の価値向上のPDCAを回せる仕組みづくりに活かせるようにしてもらいたい
解決策
空間の品質をどのような指標で評価していくべきかについて、クライアントとのディスカッションとトライアル調査などのプロセスを踏みながら、設問設計・調査設計から創り上げご提供。
店舗の外観・ファサード、共用部通路などの物理的な評価項目に加え、SDGsに関する情報発信まで、調査対象項目ごとに評価を。最終的に各項目に対しての評価の積み上げが、再来店意向にどのような影響を及ぼしているのかを分析。
実際のレポート作成にあたっては、調査員が実際に店舗に訪問した際の画像記録を併せて報告することで、普段現場の細かいところまで見ることが多くないメンバーにも「具体的な課題感」を伝え、現場の改善はもちろんのこと、空間への投資をするにあたっての判断材料としてご活用頂いている。
初年度の首都圏での実施から、2年目以降は全国店舗へ調査対象範囲を拡大。空間価値に対しての改善を自律して回せるようにしていくために、内製化のプロジェクトまで併せて伴走中。